
フードストアソリューションズフェア2024に天理市福住村プロジェクトとして出展してきました。
インテックス大阪4号館、5号館で行われたこのイベントは、日本全国からたくさんの事業者の方が集まり活気に満ち溢れていました。
その中で、福住村プロジェクトとして、「みどりの食料システム戦略コーナー」の奈良県ブースで出展。同じ奈良県ブースには、天理市の他に、山添村、宇陀市が出展していました。
みどりの食料システムとは
「みどりの食料システム」は、農業や食品の生産を持続可能で環境にやさしい方法に変えていく取り組みのことです。これは、食べ物を作る過程で環境に与える悪影響を減らしながら、将来的にも安全でおいしい食べ物を供給し続けるためのシステムです。
主な目標
1. 環境への負担を減らす
化学肥料や農薬の使用を減らし、自然に優しい農法を導入します。例えば、有機農業や、土壌や水の質を守る農法を推進します。
2. 温室効果ガスの削減
食料生産による温室効果ガスの排出を減らし、地球温暖化の防止に貢献します。
3. 生物多様性の保護
農業が原因で失われがちな生物多様性を守り、豊かな自然環境を維持します。
4. 安全で健康的な食料の供給
環境に優しい方法で作られた安全で健康的な食べ物を安定して供給し、人々の健康を守ります。
5. 資源の循環利用
食べ物の生産から消費までの流れの中で、資源を無駄にせずに再利用するシステムを取り入れます。
具体的な取り組み
有機農業の推進 化学肥料や農薬を使わず、自然の力を活かした農業を広める。
フードロスの削減 食べ物の無駄を減らし、余った食品のリサイクルや再利用を促進する。
地産地消 地元で生産された食材を地元で消費することで、輸送による環境負荷を減らす。
「みどりの食料システム」は、食べ物の作り方や消費の仕方を見直すことで、未来の地球環境と人々の健康を守ることを目指しています。
今回の出展の意義
今回の出展は、「有機農産物をはじめ環境に配慮した地球にやさしい農産物や加工品」が集まったブースの中で、農林水産省が提言する
「持続可能な農業・食料システムの構築」に向け「みどりの食料システム戦略」が策定されて、環境保全、二酸化炭素排出削減など環境負荷低減の取り組みをおこなっている生産者が出展していました。
天理市として、「福住村プロジェクト」で進んでいる
「廃校利用」「オーガニックハーブプロジェクト」「オーガニックの栽培」「製炭炉」「福住小中学校生物部の活動」などの活動を来場者の方達にアピールしてきました。

健一自然農園のお茶を飲んでいただきながら、この取り組みを説明させていただき、たくさんの方に関心をもっていただきました。
これからにつながる出会いもありました。
2日間ブースを支えてくれた健一自然農園の前田さん
人生初の展示会への参加だったという前田さんに感想をお聞きしました。
前田「大企業から個人経営の方まで、たくさんの方が一同に集まったなか、いろいろな工夫をして自分達の商品をアピールされていました。 普段は、関われない人に福住の取り組みを聞いてもらい、ブレンド茶の違いを味わっていただけた事がいい経験になりました。」
日本全国から、たくさんのブースが集まり、商品をアピールする様子は、いろいろと勉強になりました。これからも福住村プロジェクトを広めていくべく頑張ります。
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