農業プロジェクト
地域課題として、高齢化による農地の担い⼿不⾜、耕作放棄地の、獣害の増加等がありますので、その解決に向け福住地域農業振興準備室とともに高収益作物作付けの可能性を探っています。
2022年
休耕田において『さつまいも』と『あじまるみ大根』を試験的に栽培しました。
福住地域農業振興検討会から、十一月市や無印での販売の流れが出来ました。
反収としてはお米の約2倍でした。しかし青果での販売は、流通の手間やロスも多く、来年度は加工品としての販売ができるよう、良品計画と模索しました。
2023年
高収益作物の試験栽培面積も約2.5倍に拡大し、大和ルージュ、さつまいも、あじまるみ大根の栽培をしました。
大和ルージュは、週末に無印で青果での販売し、連日完売となりました。青果不適合の分は健一自然農園に納品し、乾燥してお茶等に加工しました。
さつまいもは、オランジェットに、あじまるみ大根は、MUJIカフェメニューとして、無印で加工して販売しました。
中山田で米作の有機栽培に向けて樫本哲氏とともに実験を開始しました。
堆肥による土づくり・堆肥づくり
有機農業で最も重要とされる土づくりを、土壌や堆肥の成分を分析する等の科学的根拠に基づき行っています。有機農業では生物性(有機物の分解、対病害虫等)が重要となり、土壌微生物による循環がスムーズに進む必要があります。
科学的分析を行うことにより、散布する堆肥の種類・量など、微生物の働きが良好な状態となる科学的な処方箋を出し、それに基づいた土づくりを進めています。
また、土づくりに必要な完熟した堆肥の確保に向け、専門家から指導を受けながら、地域で出た農業残渣等を原料とした堆肥づくりにもチャレンジします。今年度はプロジェクト関係者や小中学校が取り組みますが、この知見を地域に広げ、地域全体で堆肥づくりや有機農業に取り組む流れを作っていきます。
旧福祉センター横に仮の堆肥舎を設置し、堆肥の専門家を招聘して地域資源を活用した堆肥づくりセミナー&ワークショップを開催。
落ち葉堆肥、牛糞堆肥、馬糞堆肥を試作。福住小中学校とも連携し、堆肥づくりを実施しました。
オーガニックハーブ・フラワーの栽培
里山オーガニック研究所でハーブ栽培の実証実験やハーブの混植栽培などを行なっています。オーガニックハーブは、里山三年晩茶とあわせてハーブティーにします。